新型コロナウイルス感染症
コロナ自警団

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授業対象=中学生
実施=2020年6月実施予定


2020.5.18


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全体像


教材


@ 新型コロナウイルスの感染力が高いことを考えると、一人一人が自分の行動に責任を持ち、なるべく外に出ないようにすることが望ましい行動です。しかし自分の行動だけではなく、他人の行動に過剰なまでの興味を持ち、文句を言う人が社会問題になっています。「コロナ自警団」とか「自粛ポリス」とか呼ばれ、各地で話題になっています。日本では人々が相互に監視をするという、息苦しい「監視社会」になっているのです。

A 例えば、民間の施設を対象に休業を要請していた大阪府では、「どこそこの店が営業している」などの通報が数多く寄せられました。営業を続けている店が直接嫌がらせをされるケースも増え、メディアでも話題になっています。夜間など店が開いていない時間帯にシャッターにペンキで落書きをされたり、脅迫電話がかかったりしています。県外車を見かけるとあおり運転をしたり、車に傷を付けたりする事件も多発しています。

B ヨーロッパの国々は、街や地域を封鎖する「ロックダウン」の政策をとっています。守らない人には罰金刑が科せられます。一方、日本の法律では「ロックダウン」はできません。「緊急事態宣言」によって政府は国民に「外出の自粛」「店の休業」などを「要請」し、この期間、世間では自粛ムードが広がりました。しかし、休業に応じたくても、営業をしていかなければ資金面で立ち行かなくなって倒産してしまう場合もあるのです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
「新型コロナウイルス」


課題はオンライン授業。

新型コロナウイルス感染症により
臨時休校が続きました。
授業の遅れが問題となっています。
これを打開する手だての一つが
オンライン授業(遠隔授業)が注目され
導入されている学校もあります。
この是非について
静との皆さんに自分なりの意見をまとめ
プレゼンしてもらいます。


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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